朝倉氏遺跡を野外博物館(フィールドミュージアム)に

一乗谷復元武家屋敷一乗谷復元武家屋敷
4月12日の福井新聞に朝倉氏遺跡を野外博物館として新しい事業を始めるという記事が載っていました。これは、さる2月14日に県立歴史博物館で実施された創造セミナー「わくわくする博物館」と題されたシンポジウムの延長線にある一連の企画と思われます。
県では北陸新幹線の金沢開業を射程に入れて、さらなる観光集客をはかるためのテコ入れだと言っています。ここ何年間かの一乗谷の人気回復にあやかっての事業をいよいよ拡大するのでしょうか。現地のガイドをあらたに増やしたり、物見台を設置したりするそうです。今回の記事には載せられていませんでしたが、先のシンポジウムでの「クラウドミュージアム」構想もいずれ現地で実践することになると思います。
そしてこの事業を担うのは、今年の人事異動に伴う組織改編であたらしく観光営業部に設置された「文化振興課」です。そういえば、もともと教育委員会に属していた県立博物館や、美術館、朝倉氏遺跡資料館、若狭歴史民俗資料館は教育委員会からはなれて、観光営業部付きになったようです。文化課は生涯学習課に吸収・合併されてしまいました。
ですから、この新年度の朝倉氏遺跡の事業は、教育委員会の文化課の仕事ではなくなり、観光営業部の「文化振興課」の仕事のようです。このあたり、今後どのような分担で、どのように割り振りしなおすのか、一般県民には分かりにくい一面もありそうで心配です。
もっとも、こうした動きは福井県が初めてではなく、すでにお隣の岐阜県、滋賀県、富山県でも組織改編、吸収合併がなされていて、珍しいことではありません。自治体組織の規模縮小、スリム化の一環だと思えばよいのですが、はたして今回の一連の組織替えは功を奏したものとなるのでしょうか?
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