岡豊城(高知県)見学備忘録

編集_DSCF1520
11月3日(日)今にも雨が降り出しそうな天候の中で、中国・四国地区城館調査検討会の日程が終了し、会場となっている岡豊山の城跡を見学することとなりました。

近くにある二の段からスタートです。ここからは高知平野の東側が一望に見渡せ、左手のこんもりとした森の国分寺跡も指呼の間にあります。

編集_DSCF1595
二の段から西に一つ上に登ると本丸に相当する詰ノ段になります。発掘の結果、L字に曲がる礎石建物が検出されました。

編集_DSCF1526
詰ノ段の礎石建物の一角からは「天正3年」銘の瓦が出土しています。建物は南北に2間×5間に1県×3間の建物が直角に付設されています。南側は展望が開けて、国分川を見下ろす好位置にあります。

編集_DSCF1529
詰ノ段を下りて西側に入ると、南北に細長い曲輪に出ます。三ノ段と呼ばれています。敷地いっぱいに礎石建物が建てられていたようで、詰ノ段に上る手前の防御施設のようです。
周りの土塁の内側には石垣が巡っていますが、これは裏側には築かれておらず、調査者は土留め用の「石積み」ではないかとしています。

編集_DSCF1534
三ノ段の下は四ノ段です。ここは南北二つに分けられ、間に虎口が築かれています。登城道は明らかに四ノ段の北側から入る構造となっているのが分かります。

編集_DSCF1547
虎口を抜けて、さらに下段に下りると二重堀切や畝状竪堀のある西側の帯曲輪のあるヵ所に出ます。
ここでは数日前のこのブログで紹介しましたように、帯曲輪の下の空堀に「障子堀」が並んでいるのが確認されました。

編集_DSCF1550
最後は「伝厩跡曲輪」と呼ばれる遺構ですが、見学会ではここは省略して、南側裾にある「伝家老屋敷跡」のほうに向かいました。この場所は、前後しますが、前回のブログで紹介済みです。

天気の心配があって、今日の見学会に先立って、高知入りした2日目の午前中に一度下見を兼ねて岡豊城跡を回っていました。ですから検討会の跡の見学会は2回目となり、復習のためにもう一度見ることができて大変ラッキーでした。
念願の長宗我部氏の居城を見ることができた上に、障子堀まで見つけることができました。
さらには高知城の石垣をじっくり回ることができたことで、すごい収穫がありました。かなり体力的には堪えましたが、素晴らしい思い出になったような気がします。
スポンサーサイト

COMMENT 0