一乗谷朝倉氏遺跡の整備基本計画について

朝倉氏遺跡義景館の桜朝倉氏遺跡・義景館内の桜
少し前の話になりますが、福井新聞4月17日の記事に一乗谷全体像の解明へ、というタイトルで、朝倉氏遺跡の「整備基本計画」のことが載っていました。40年ぶりに計画を見直し、整備計画の改定を行ったと報じました。改定の理由は、当初の計画がおおむね達成されたことと、遺跡の状況が進展し、城下町の遺跡のみならず、庭園4か所が特別名勝になったり、遺物が一括で重要文化財になったりしたことで新たに計画を組みなおし、2031年を目途に中・長期計画を進めようという内容です。
ひところは、一乗谷の計画自体をもういい加減に終わりにせよ、と上からハッパをかけられたと聞いていたので、この心配はなくなったのですが、計画はあまり新鮮味がなく、とくに懸案となっている山城の発掘・整備計画は土地買い上げの見通しが立ったわけではなさそうなので、やっぱり心配の種は尽きないようです。
一番心配なのは、山城の買い上げや調査のことだけではなく、朝倉氏遺跡資料館自体の組織のテコ入れです。調査、研究を担う職員の層が薄く、周辺からのバックアップ体制もできていないため、組織全体の研究の蓄積に期待が持てないこと、だから、せっかくの計画も実効が上がらないこと請け合いです。
計画も大事ですが、組織の弱体化は周囲からみて明らかでしょう・・・、この間の4月の人事異動のことを引き合いに出すまでもなく。山城にこれから本格的に取り組むといっても、資料館には山城の専門的研究者がいない、という現実。こうしたこと、一つ、一つに目配せをしてほしいものです。
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