安戸の天城(その2)

編集_DSCF2011越前市安戸町兄子(えこ)神社
春の陽気を思わせる快晴の一日、家でじっとしているのが勿体なくてドライブに出かけました。
行き先は、最前から気にかかっている「安戸の天城」。登城口の下見のつもりで訪れることにしました。

旧武生市の西側、丹生山地の真ん中、白山地区の南のはずれが安戸、土谷集落のある山村です。以前のこのブログでも書きましたが、日本海側の糠、河野浦と府中を結ぶ西街道、または馬借街道の道筋にあたります。

この安戸の集落の奥山(天城山)に山城があるというので、その登城口の確認のために出かけてきました。村の入口に車を停めて、安戸の村に向かって歩いていくと、土谷との分岐からほどなくして「兄子神社」に着きました。地元では「あにこ」と呼ぶそうですが、書物の紹介では「えこ」と書いています。

式内社の一つで祭神は穴穂尊、即ち安康天皇です。ネットで調べるとこの穴穂尊を祀る神社は全国でも珍しく、岡山、千葉、そしてこの福井の三か所ぐらいだと言います。安康天皇といえば、あの有名な「倭の五王」のうちの「興」にあたる人物です。

さらに当地は、7世紀代の斉明天皇4年(658)に、阿倍比羅夫が越国守として船団180艘を率いて蝦夷を討伐します。そのときこの天城山に拠って一時期根拠地として駐屯したと言います。その後も安倍氏の一族がここに拠り、安野氏の祖となったと言われています。

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安戸の集落から戻って、白山地区のなかほど、菖蒲谷集落の集会所の前に、「天城山」の案内板がありました。「ここから3㎞」と書いてあります。どうやら、これが登城口のようです。標高は451.5m。歩いて1時間ほどの道程です。何とかいけそうだな・・・・、と思いながら岐路の途に就きました。

いつか、近いうちに雪解けを待って登城したいと思います。
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