越前市小丸城跡の行く末は?

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平成26年1月29日(水)、越前市安戸町へ行った帰りに味真野地区にある「小丸城跡」に寄りました。

昨年もこの城跡に立ち寄っているのですが、夏場だったせいか周りは草ぼうぼうで、城跡の碑がやっと確認できるぐらいで、まわりの様子は全く分かりませんでした。こうして葉っぱの落ちた冬場に来ると、状況は全く違って、本丸部分の遺構がよく見渡せます。

福井新聞講座「ふるさと福井の歴史と文化財」で取り上げている城跡ですが、保存状況からするとまったくひどいですね。なぜ、こんなにひどいことになっているのか・・・・。
周りは住宅や工場が建て込んでいて、本丸の高まりのみがようやく残っている程度です。29日に立ち寄った時も西側のすぐ隣の常安楽院の前で、住宅の新築工事が行われていて景観は一層悪くなっています。

東南の巽櫓台跡も住宅や工場の建物に囲まれていて、知らない人なら、気が付かずに通り過ぎてしまうほどです。一応県の史跡の指定を受けてはいますが、城跡の縄張りは虫食い的に蚕食されて、二ノ丸や三ノ丸は現地では見ることができません。実に残念なことです。

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小丸城跡は佐々成政が天正3年の信長の越前一向一揆平定後に、府中3人衆の一人として味真野に築城した城跡です。
築城者は違いますが、富山市の国指定史跡である「安田城跡」と同じ時期の、同じ縄張形式の平城です。一方は発掘調査のあと、国の史跡に指定され、ほぼ全域が保存・整備されています。

かたや小丸城は県指定とは言いながらも、小丸城跡の全貌は望むべくもない惨状です。せめて、本丸の周りの堀跡を調査し復元整備して、水を湛えた古城の景観を演出できないものかとも思いますが、無理かな・・・・?。

努力次第ではきちんと保存できるし、まだ間に合う遺跡だと思います。地元の「味真野史跡保存会」では小丸城に関する冊子を作って、遺跡保護の顕彰に一役買っていますが、もっともっと越前市全体の声にしていきたいものです。
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