福井市朝倉山城の踏査2

編集_朝倉山城展望台から海岸を臨む2DSCF2412
朝倉山城の展望所からは、鷹巣海岸の景色が一望に見渡せ、この日はよく晴れていて、素晴らしい眺めでした。
一段下の腰曲輪とみられる平坦地には、ベンチがいくつか並んでいて手前側の斜面の樹木も刈られて、景色が楽しめるように配慮されていました。

また山頂部の山城遺構の部分も下草をきれいに刈り取り、主郭の周りに腰曲輪がグルっと一周しているのがよく分かります。20年前はこんな風には観察できませんでした。まことにありがたく、手入れをされている地元の皆さんに感謝。

編集_朝倉山城説明板DSCF2403
本丸部分に建てられているジャングルジムの展望所、説明板。マリンベルもちゃんと吊るしてありました。
この展望所で一休み、昼食をとって、いよいよ城跡の細かな観察に入ろうと下に降りてみました。

編集_朝倉山城主郭部・南側入り口3DSCF2380
写真は主郭部の南側、今日登ってきた林道からの入り口付近の腰曲輪です。昔は山の北側斜面の急なジグザグの道を登っていました。しかし、今、こうして立派な林道ができたお蔭で、南側の比較的緩い斜面をゆっくり上ることができます。

この南側入り口のところが、土塁で囲まれた2,3段の平地=段曲輪が並んでいるところであり、一部に竪堀があって、横方向の移動を遮断する防御態勢をとっています。この竪堀はもう1か所、入口の斜め上段にも1条穿たれていて、北側斜面と合わせると3条の竪堀が確認されています。

編集_朝倉山城腰曲輪・南竪堀DSCF2417
先ほどの段曲輪を一段上ったところが、この主郭部直下の腰曲輪になります。これは主郭部を取り巻いて、1周しています。下草が刈られていて、たいへんきれいに観察することができます。写真は主郭部から西南の方向を撮ったものです。

編集_朝倉山城主郭部(南東から)DSCF2422
この写真は、南側入り口から主郭部に入るところの空堀と腰曲輪です。主郭部に登る小さな階段が新たに拵えられていて、その階段の下は空堀になっています。そして入口付近から少し奥側(北)に回り込んでいます。しかし、この空堀は主郭部を1周することなく、東側部分だけで終わっています。空堀とは違う、単なる溝状の遺構かも知れません。
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