『親鸞展』観てきました(その2)

親鸞さんが亡くなってから750年、その記念に催された『真宗の美』展。

企画の主眼は親鸞さんだけでなく、浄土真宗の真髄と言ったものを一堂に会してみてみようという、途方もない企てのようでした。

城歩きマンには、展示に供された105点の文物すべてを吸収し、理解する力は毛頭ありませんが、浄土真宗、特に戦国時代に一大勢力を誇った一向宗については、ほんの少しなじみがあって、それら文物のすごさを理解することができました。

蓮如さんからこの方、越前で文明3年から7年まで布教された時期、あるいは北陸で大きな教団に成長した本覚寺や超勝寺などの一揆関連の残した行跡については、とても興味深く拝見することができました。

一回きりの展示ではとてももったいない展示でした。今後、同じ企画を2度、3度と実施してほしいと切に感じました。見に来ていた観覧者の皆さんもきっと同じ思いだったのではないでしょうか?

特に年配の方々がグループを組んで、あとからあとから鑑賞されていましたが、皆さんが懐かしそうに、「これは蓮如さんが吉崎にいた頃のもんやでの…、」とか、「これが親鸞さんの教えにあったもんやざ…」と、親しげに楽しそうに展示品を観ながら語り合っている様子が、城歩きマンにはほのぼのした雰囲気にさせてくれて、気持ちがとても和みました。

美術館や博物館で、こんな情景が日頃の展示でおきるものでしょうか?生真面目に、真剣なまなざしで、展示を見ている人をいつも見慣れている城歩きマンには、初めての体験だったように思います。

「真宗王国福井」という言葉の、もう一面を見た思いでした。
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COMMENT 2

midorishako  2014, 10. 15 [Wed] 14:16

罰当たりな私

さすがは真宗王国福井ですね。
三河では先日「三河一向一揆」の企画を安城市博物館で行いましたが、やはり静かに見入っている雰囲気でした。私の見学した日がよくなかったのかもしれませんが、地元のご老人がなにか言いながら見学している風景はありませんでした。
三河のほうが信仰生活の希薄化がより進んでいるのかもしれません。
かく言う私も家に仏壇もなければ、神棚もありません。親鸞さんや蓮如さんは、歴史を学ぶ対象としては存在していますが、信仰の対象としては、存在していません。
全くの罰当たりかもしれません。

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城歩きマン  2014, 10. 16 [Thu] 08:09

midorishakoさん、いつもコメントありがとうございます。

こうした現象は福井だけかもしれません。また、展示品の借り出しに県内の主だった真宗寺院がほとんど名を連ねているわけですから、話題、噂が県内中に広まっていることも一因でしょうね。

しかし、そんなことはどうでもよくて、見学者がかくも大勢で美術館に押寄せてきていることが素晴らしいのであって、さすがは福井だなあー、となんだか変な自信(?)がついたのでした。v-290

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