山城歩きと鳥獣被害について

愛宕社から見た青葉山033若狭青葉山
今日の福井新聞(平成26年11月12日)の投書欄に山歩きと鳥獣被害についての記事が載っていました。
若狭の三十三間山に登った時の感想が書かれ、その時にシカやイノシシから食害を防ぐために進入禁止の看板や、ネットが山裾に張り巡らされているとのことでした。

そして、樹木には幹に痛々しくコモが巻かれていて、あちこちにシカの糞が落ちていたと言います。
城歩きマンも若狭の山城を歩いたときに同じような経験をしました。

小浜湾と久須夜ヶ岳019小浜湾と久須夜ヶ岳
イノシシ除けのネットが山裾に張り巡らされていて、山城の踏査に出かけた折には、どこから入ってよいのやら随分と迷い、結局ネットを乗り越えて入りました。本来なら、地主の許可を得て、ダメならあきらめるのが筋だろうと思いますが、つい、「不法侵入?}をやらかしてしまいました。

言いたいのはそんなことではなくて、シカやイノシシの食害が若狭では随分前から蔓延している、ということです。新聞の投書に書かれているとおり、あちこちの樹木が幹が削られたり、皮が丸ごと剥がされていたり、見るも無残な光景をたくさん見ました。

嶺北ではそうでもないのですが、若狭は本当にひどい状況です。むかし、用事で若狭へ出入りしたころ、山々の木々が松枯れで赤くなっていたり、それが進んで枝だけの白い立ち枯れ状態になっているのを沢山目にしていましたが、最近ではこの食害状況です。

天ヶ城遠望(南東から)002小浜西津の天ヶ城(東から)
何が皮肉か、と言ってこんな皮肉な状態もないものだと思います。
20年ほど前には野生動物の保護、希少動物と自然環境を守ろうと言ってシカやイノシシをむやみに間引きしてはならない、と言われたものです。

今度はそんな動物が増えすぎて、山の樹木や田畑を荒らしている…。ニホンザル、イノシシ、クマ等の被害もどんどん増えてきて、今年はクマの被害がいろいろと話題になっています。

箱ヶ岳城遠望(上中駅から)002若狭上中の箱ヶ岳城(南から)
人間はこうした営みをむかしから繰り返してきたのでしょうか。

いや、そうではないと思います。
気候条件の変動や、著しい自然の開発工事などは昔にはありませんでしたから、単純に昔のころと比較はできませんが、それでもやはり、パラレルに比較できない何かがあると思います。

山歩きができない、出入りがしにくくなってきたこと以上に、私たちの周りがだんだん暮らしにくくなって、自分で自分の首を締めていっているような――、「負の回路に」向かって進んでいるような気がしてなりません。
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COMMENT 2

midorishako  2014, 11. 12 [Wed] 08:23

電線にサルが

私も昔経験しました。
もう十数年前ですが、まだ高速道路ができていないころ、舞鶴の方から敦賀の方に国道沿いに家族で名古屋への帰路の途中に、電線を伝うサルに出会いました。子どもたちは「すごい」と言って歓声を上げていましたが、今思うと住民はサルの被害で苦しんでいたのかもしれませんね。

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城歩きマン  2014, 11. 12 [Wed] 11:02

midorishakoさん、コメントありがとうございます。

シカやイノシシの食害には目を覆うばかりです。
瓜坊やシカに出会うとうれしくなってしまうのですが、人間の目に触れること自体が…。

今はやっぱりクマのほうが心配です!e-443

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