旧二条城の発掘調査

旧二条城の発掘調査旧二条城の発掘調査
6月28日(木)の新聞に京都市上京区「旧二条城跡」の発掘調査で、内堀の一角を確認した、という記事が掲載されました。昭和50年から53年の間に地下鉄烏丸線の敷設工事に先立つ事前調査で、実はこの旧二条城の堀跡が発掘されていて、今回の発見は4度目になります。昔の調査では堀跡の規模や城郭の大きさまでは把握できませんでしたが、今回の調査で内堀の規模がある程度推定することができ、南北約160m、東西約200m、外堀は約380m四方だったということです。
写真では、ちょうど真ん中のところに左右に掘り込まれた大溝が、その内堀になります。30日(土)に現地説明会があるというので、行ってきました。
世界遺産にも登録されている現在の二条城からは、北東に約1キロメートルのところにあたります。発掘調査地点は、平安京の地割で言うと左京一条三坊六町、現在の住所表示では上京区下立売通室町西入東立売町205番地、だそうです。ちょうど京都府警と御所との間になります。
現二条城は東西560m、南北430mですから、旧二条城の大きさは一回り小さい城だと言えそうです。『城郭大系』では「二条古城」という呼称で紹介されていて、現在の二条城とは厳密に区別されています。ルイス・フロイスの『耶蘇会士日本通信』にもこの城のことが記されています。
二条城とは当初、室町将軍が二条通りに面して屋敷を構えたところからこの名がある、と言われ、信長が足利義昭のために建てた今回のものから、足利義輝の居所、織田信長の京都における宿所、また現在の徳川氏が建てた二条城までいくつもあります。今回の調査は、こうした二条城の歴史を明らかにしていく重要な発見であった、といえるようです。
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