城歩きと遺跡の保存

年明け早々、ネットを検索していたら、三重県四日市市の伊坂城跡が東名阪自動車道に伴う、付帯道路建設のために全面的に破壊されるという、ショッキングなニュースが目に入りました。
そのため、毎年事前調査が行われていましたが、今年から、その調査も終わって、いよいよ道路敷設の工事が開始されるそうです。

福井城跡2 - コピー福井城跡
伊坂城跡の名は城歩きマンは聞いたことがなく(不勉強が原因)、特によく知られた(?)山城ではないようですが、遺跡の重要度には関係なく、むやみに壊されるのは防がねばなりません。今回は特に道路の渋滞が慢性的に発生している自動車道のひとつとされる東名阪自動車道の渋滞を解消するための策だそうで、止むを得ない措置だといわれます。

それにしても遺跡の全体がきれいに残っていたものをほとんど全部、道路敷設のために削平してしまうのですから、勿体ない、というより、四日市の中世の歴史を考える際の生き証人を一人抹殺するのと同じで、残念至極であることには変わりありません。

むかしから、ずっと言われ続けていますが、遺跡保存か、現在の生活をとるか、という二者択一の選択を迫るやり方が、今もまだ行われていて、こうなると歴史の重要さを標榜する人間とて、現在に生きる小市民ですから、白旗をあげざるを得ないのです…。

編集_DSCN0043 - コピー三日市場城跡
年明け早々から、のっぴきならない話で恐縮ですが、昨年10月には長野の白馬村で、やはり三日市場城の保存問題で地元がいろいろと大変ご苦労された、という話を掲載しました。
更にその前には、高知市のど真ん中で、再開発のために土佐藩の家臣の屋敷がいくつも発掘調査されている、という話題を載せました。

最近になって、こうした遺跡破壊に先立つ事前の発掘調査が増えてきているやに見受けられます。
やんぬるかナ――

編集_DSCF1577高知城跡
幸い福井では、こうした出来事は今のところ起きてはいません。むしろ、遺跡を生かして城跡の復元をやろうという動きが活発化している、のです!小浜の武田氏館跡、小浜城天守跡、国吉城跡、敦賀の金ヶ崎城跡、福井城山里口門跡、丸岡城二ノ丸石垣等々。

これからも福井の城跡に、是非々々関心をお寄せ下さい。
スポンサーサイト

COMMENT 2

midorishako  2015, 01. 17 [Sat] 08:08

伊坂城址のこと

このことを知って、現地に行こうと、さっそく三重県の埋文センターに問い合わせてみました。
「高速道路建設のために、史跡がなくなるのは本当です。ほぼ発掘は完了していますが、まだ少しやっています。現場は、工事中で入れません。」とのことでした。
残念です。
「この史跡を、どこかに移転したり、保存するような計画はありますか。」と聞いてみましたが、「現在は何も決まっていません。」とのことでした。
重ね重ね、残念でした。

Edit | Reply | 

城歩きマン  2015, 01. 17 [Sat] 15:59

midorishakoさん、コメントありがとうございます。
三重県埋文センターに問い合わせていただいて恐縮です。現地見学会以外は立ち入り禁止なんですね。残念です。

こちらは毎日のように雨か雪で、たいへん寒い日が続いています。殆ど出歩きができません。ヤンヌルかな――
また、何か面白い情報が入りましたら、知らせてください。

Edit | Reply |