福井県の城跡整備事情

7月7日(土)今日の福井新聞に、「県都デザイン懇話会」の話題が載っていました。福井城址の活用を中心に県都の、50年後を見据えた「まちづくり」を考えようというもの。県知事、福井市長以下、そのみちの専門家や、まちづくりのオーソリティの面々が集まって会議を開いたそうです。
これは先年開かれた「県都デザインフォーラム」の発展継承セレモニーで、金沢城や富山城の整備に触発された、一連の動きであろうことは、少し歴史や観光に興味のある人なら、ピンとくるシロモノですね。
長いこと福井に住んでいて、福井城や北ノ庄城を何とかしたい、と思っている年配の人たちには「またか・・・」と、ため息をつかれるのではないかと思うのですが。福井ではそれほど、この話題は古くて、新しい話題なのですよ。今度こそ本気かな…?。
それにつけても、福井城はいまだにきちんと整備されず、まことに勿体ない遺跡です。結城秀康が最初に築き、北陸で石高70万石に迫る大国としての、威容を兼ね備えた美しい城であった、との評価が高いのは知る人ぞ知る事実です。
にも拘らず、ずっと「県指定」にさえならない、お粗末な扱いに甘んじています。ひと頃、福井城の巽櫓の復元の話がありましたが、これはその後どうなったのでしょうか?いつか立ち消えになってしまいました。
福井県は、この話を聞いて、その他の山城はどうなのか、整備はちゃんとなされているか、といえば「推して知るべし」でしょう。国指定、県指定までは何とか、見学道路と案内標識が立っている程度、市町レベルの指定では、それさえ危ういのです。これをいうと市町の関係者の方々に差し障りが出るかもしれないのですが、1,2の例外を除いてほとんどは、そこまで手が回らないのが実情だと思います。
ま、嘆いてばかりのブログにはしたくない。ここは城歩きマンからの提案です。県がせっかく作った観光営業部に福井城や北ノ庄城、あるいは一乗谷までを含めた「城郭研究所」を設置し、本格的な専門機関を育成してはいかがですか?100の議論より、まずは第1歩踏み出すほうが、よほど県民には真実味をもって受け取られると思いますが…。
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