金沢市堅田城跡を踏査(その2)

金沢市堅田城跡を踏査(その2)

畝状竪堀(南半部分)緩斜面に刻んだ畝状竪堀
昨日に続き、堅田城跡について話しましょう。

主郭の真下にある分岐案内表示から、左側の周遊コースを選んで迂回して登っていくと、まず目に飛び込んできたのは畝状竪堀でした。
主郭部の南西側斜面下の腰曲輪とその先に延びている細長い曲輪を抜けると、更に斜面に取り付いている幅の狭い帯曲輪があり、この下は岩出集落に続く深い谷が入り込んでいます。

畝状竪堀続き(南半部分)幅の狭い帯曲輪を刻んだもの
この谷からの侵入を意識して、これを防禦するために計11条もの畝状竪堀を刻んでいるようです。
畝状竪堀の形態は2種類で、もとの帯曲輪(幅は狭い)を刻んだものと、いきなり斜面を刻んだものとの2種類です。

主郭北側斜面の畝状竪堀堀切へ続く帯曲輪を刻んだ畝状竪堀
堅田城跡にみられる畝状竪堀は、規模が大きくないせいもあるのでしょうか、いずれの竪堀も浅く、厳重に掘り込んだものではないようですが、やはり、一見して畝状竪堀と分かる状況を備えているのには感心します。
これら畝状竪堀は、東側には見られず、西側の搦手を防禦するものだということが推測されます。そして、畝状竪堀はもとの山城を改修して、防禦性を高めている様子も見て取れますね。

主郭東端から西側を望む主郭部分(東から)
この畝状竪堀を見ながら、さらに階段に沿って登っていくと主郭のある広い平坦地に出ます。次回に続く。
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