八幡山城を見学!(その4)

八幡山城を見学!(その4)

9八幡山城本丸下南面石垣八幡山城本丸下南東斜面石垣
本丸跡に立つ村雲御所瑞龍寺を過ぎて、向かって左側の崖面を道に沿って進みました。奥には西ノ丸があります。

途中、本丸下南側の石垣が見学路の脇にみえるのですが、本丸の南東コーナー部分の石垣は昭和42年の集中豪雨によって大きく崩落し、その直下にある秀次居館群にまで被害が及んだと言われます。

その外にも崩落が進んでいる石垣があり、モルタルなどによって目地を固めて、以後の崩落をおさえようとした処置も数ヶ所で見られました。

10八幡山城本丸南飛び出し石垣本丸南側飛び出し曲輪の石垣
崩落ヶ所をさらに西に進むと、本丸中央部で南側にとび出した小さな曲輪状の石垣が見えます。割石積みの苔むした石垣が何とも言えず、時代の流れを感じさせてくれます。
全体にこの城跡の周りは樹木や灌木が生い茂り、鬱蒼とした雰囲気ですが、日当たりのことや見通しのことを考えると、もっと間伐し、灌木を除去してほしいと思うのですが…。
もっとも、がけ崩れが起きやすい八幡山のことですから、わざと樹木を切らずにいるのかな、とも思われて複雑な心境でした。

11八幡山城西ノ丸から西側を望む西の丸展望所から琵琶湖を望む
湖岸に突き出た小山がふたつ、遠くに見えます。この山は牧町と水茎町の間にある岡山で、標高187.6mの大山と、琵琶湖川に近い頭山が並んでいて、標高の高い大山に水茎岡山城があります。
この頭山やその周辺が琵琶湖開発事業の一環で琵琶湖岸堤管理用道路の敷設工事で大きく破壊されたことが知られています。

12八幡山城西南隅石垣八幡山城西南隅石垣
マ、余談はさておき、展望所のある西ノ丸でひとときを過ごして、次に北ノ丸に向かいました。西の丸の南側に突き出た出丸を見たかったのですが、見学道ががけ崩れを起こしていて、進入禁止の看板が立てられていました。残念。

西ノ丸から北ノ丸に向かう見学路から、本丸西南隅の石垣が眼前に現れてきて、積み具合の様子がつぶさに見て取れました。ほぼ曲輪の全周囲が石垣で蔽われた総石垣造りの山城となっています。二ノ丸から本丸にかけて、堀切や竪堀などの遺構は無く、いわゆる山城の形態から脱して、近世的な城郭に大きく近づいた形態が見え隠れしています。(この項続く)
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