「わくわくする博物館」創造セミナーに参加して

朝倉館復元模型
(↑)朝倉館復元模型「朝倉氏遺跡資料館展示パンフ」より
2月14日(火)福井県立歴史博物館で「わくわくする博物館」創造セミナーがあり、「特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡を10倍楽しむ方法」と題するパネルディスカッションが行われました。基調講演は福井県文化顧問でもある山根一真さん、また「クラウドミュージアム」という、CGを駆使した立体復元画像で遺跡を見せようという試みの講演があり、大変楽しく拝聴いたしました。
一乗谷はひところは入場者数が落ち込んで、大変つらい時期がありました。そして平成16年の福井豪雨による未曽有の災害もあって、もう駄目か、と思っていたら、県民はもちろん、多くの県外からの支援が功を奏して、見事に再生することができました。
天皇・皇后両陛下のご来臨を仰いだ植樹祭や白い犬のお父さんというCMが大人気となって、一乗谷はひと頃の活気を取り戻しつつあります。そこへもってきて、このCGを使った遺跡への見学客の誘致運動。実現に至るかどうかは別にして、遺跡の活用法としては、この手法は議論の余地が十分にあり、大変示唆的です。皆さんはいかがですか?
「クラウドミュージアム」の話をされた東大の池内克史教授は、すでに奈良・鎌倉の大仏などで実地に経験済みとか…。
そういえば、一乗谷では朝倉義景や朝倉宗滴といった人物を主人公にして、歴史大河ドラマをやったらどうか、という話もありました。また、島根県石見銀山や、岩手県平泉等に先を越されたが「世界遺産」登録をめざせと言ったかけ声を大真面目に叫んだ時期もありました。
いろいろと話題の尽きない一乗谷ですが、戦国城下町として日本で唯一そっくりのこされた遺跡です。調査研究が始まってまだ30数年。本当の利・活用とは何か?じっくり考えることも重要です。
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