文化財を観光拠点化

最近の新聞記事から

2016年3月21日福井新聞切り抜き
去る3月21日(月)の福井新聞1面トップに、滅多にないことですが文化財に関する記事が載りました。
題して「文化財を観光拠点化――訪日客増加へ200ヶ所 政府戦略素案」というものでした。

パッと見て、これがすぐに4年後に来る2020年のオリンピックに向けたものだ、ということが分かったのですが、それでもこうしたことをきっかけに文化財を活用して訪日観光客を2倍、3倍に増やそうという計画は歓迎すべきことだとは思います。
国内200カ所を目標にして、各地の文化財を活用し、交通機関の利便性をアップさせ、地域間を円滑に移動できるルートの創生を図る「地方創生回廊」をつくるのだと言います。

絵にかいたモチに終わらせないように、各地方自治体がしっかり、政府の政策のかじ取りをする必要があります。
気になって、ネットで他の人の意見もと、チェックしたのですが産経新聞では地方創生回廊も良いが、近い将来に人口減少を想定した経済政策、特に地方の交通網、生活の足の確保が前提になっていないようでは、地方創生回廊の実現は危うい、といっています。

そうした話と前後して、政府機関の東京一極集中を解消しようという政策の一環で、国の文化・芸術推進の元締めである文化庁の組織を京都に移転するという話が出ていて、これが安倍政権で本決まりとなったそうです。

何やら、政治の風向きがグーンと文化財のほうに向いてきている気がするのですが、素直に受け止めていいのでしょうか…?
これもネットで他の人の意見を覗いてみると、文化庁とは文化や文化財保護の機関である同時に、現代芸術をはぐくみ、振興する役割も持っている、と言います。現に、芸術関係の施設は東京に集中しています。これが京都に文化庁をもっていってしまうと、芸術振興に遅れがでる…、と。
これもまた事実であり、一面的に文化財だけでことを判断してはいけない、というのはこのことですね。手放しでは喜べない所以です。
ではどうするか?自分の脚下を照覧し、粛々と自分のするべきことをやるだけ…、ということでしょうか。
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