白山平泉寺旧境内

平泉寺南谷の石畳道と坊院跡平泉寺南谷の石畳道
本当に何年ぶりでしょうか。同じ県内なのに、なかなか見に行くこともせず、もう5年間ほどご無沙汰していました。今年の10月に福井新聞の講座で現地学習の対象地になったため、下見のこともあって様子を見に行ってきました。午後の2時頃という、一番暑い時間帯でしたが現場には顔見知りのM調査員が業者さんらと遺跡の整備の仕事に従事していました。
整備は南谷の玉泉坊、堀の区画から奥の西蓮院に向かう一帯の地区で行われているようで、平成元年からはじまった発掘調査でも、遺構の残りがよかった場所にあたります。全体に坊院跡の遺構は遺存度は大変良好ですが、特にこの地区は南谷の中央部に位置し、現神社境内からもアプローチしやすい場所にあたっています。一部では面整備、一部では立体復元が行われていて、この秋にオープンするというガイダンス棟の完成に合わせて、作業を急いでいるように見受けられました。
復元整備される平泉寺復元される坊院跡
この白山平泉寺旧境内遺跡(=平泉寺坊院跡)は、県内の人にはなじみの史跡で、特に新しさも感じないのですが、勝山市がこの遺跡にかける意気込みには大きいものがあります。白山国立公園ともかさなって、岐阜県や石川県とともに世界遺産登録に向けて熱心に運動を展開していることはよく知られています。
中世山岳寺院を大々的に史跡整備しているのは、日本中でこの平泉寺だけです。その意味でも、将来に大変楽しみな遺跡を福井県は持っているんだということを、再度感じさせてくれた一日でした。
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