倭城噺2題(その3)

倭城噺2題(その3)
金海竹島城から洛東江を望む金海竹島倭城から西洛東江を望む(2003撮影)
金海竹島城主郭部石組金海竹島倭城主郭部に残る石組(2003撮影)
韓国南部の海岸に残っている倭城については、もう一度ぜひ見学してみたい遺跡になっています。

前のブログで紹介しましたように、最近になってこの倭城に関する情報が増えてきました。また、韓国の交通事情や、治安に関する情報、あるいは国際的な日韓関係の事情も少し和らいできているように思われる昨今、体が元気なうちにぜひ見ておきたいと強く感じるようになってきました。

泗川倭城本丸石碑泗川倭城本丸に残る石碑(2003撮影)
泗川城整備状況『倭城を歩く』で紹介された泗川倭城の整備状況
晋州市の南にある泗川倭城や、半島南部の最西端に近い場所にある順天倭城は史跡指定されている関係もあって、韓国ご当地での史跡整備が進んでいるようですが、問題点も無きにしも非ず、とか。

門や堀の整備とともに石垣が積み直されて居るのですが、遺構に忠実に復元しているとは思えない、違和感を覚えるような石垣積みになっているようです。確かにカラー図版で紹介されている整備状況の写真を見ている限りでは違和感があるようで、切石による直線的な積み方に変わっているように見えます…。

晋州城の城壁と望楼晋州城の城壁と望楼(2003撮影)
マ、しかし、この点を除けば、遺跡の復元・整備は歓迎すべき事象であると思います。他の遺跡への波及が望まれるところです。何よりも負の遺産であるとの辛い記憶を乗り越えて、日韓が共同で歴史の史料価値としての城郭遺構の見直しが行われることを切に願うばかりです。

熊川城竪土塁石垣熊川倭城竪土塁石垣(2003撮影)
日本ではあの、「広島」の原爆ドーム、絶対的な「負の遺産」。
これを壊してしまえ、という声が一時は矢のように寄せられたとか…。しかし、この原爆ドームは今も残されて、永久に保存するための科学保存処理も進められるとか。
城歩きマンが、近いうちにぜひ見学したい韓国の遺跡にはソウルにある昌徳宮、景福宮、水原市の水原華城、そして史跡整備が進む順天倭城、泗川倭城、その他にも南海倭城、亀浦倭城、釜山母城、釜山子城、機張倭城等々たくさんあって、一度には回り切れない数になっていますが、是非、これを実現して日本と韓国の城郭建築技術の比較研究などを自分なりにやってみたいと切に思っています。
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