埼玉県比企城館群の見学

菅谷館跡パンフ
東京八王子市の滝山城跡に続いて、研修旅行の第2日目は埼玉県にある比企城館群を見学しました。


先ずは比企郡嵐山町の嵐山史跡の博物館を訪れ、周辺の城館群見学の予備知識を仕入れることにしました。
当日はあいにくの曇り空で、今にも泣きだしそうな空模様でした。博物館に到着するや否や、大粒の雨が降り出し、あっという間に本降りになりましたが、バスから大急ぎで館内に飛び込み、館内を観覧することに。

⑥2011年11月城の会研修関東の旅(菅谷館跡1) (2)
ひととおり見学しているうちに雨もなんとか上がりました。館長さんの案内で博物館内の菅谷館跡という館跡の現地見学に出ることとしました。
菅谷館は鎌倉時代の武将、畠山重忠が築いた居館跡と伝えられていますが、今残っている遺構は戦国時代に改修されたものと言われています。山内上杉氏と扇谷上杉氏とが争った長享年間(1487~1505)の争いによって強化、整備されたものです。

⑥2011年11月城の会研修関東の旅(菅谷館跡1) (1)主郭北側の空堀
史跡整備に伴って、館内の発掘調査が5度にわたって行われ、多くの成果が得られました。館跡の総面積は13万㎡にも及び、各曲輪の面積は他の居館と比較しても大きく、広い面積をもっているのが特徴とされています。

また、この菅谷館跡でも気が付いたのですが、各曲輪を取り囲んでいる土塁や堀は滝山城とよく似ていて、深く、明瞭につくられていることが分かりました。関東での山城の一つの共通事項だろうと思います。石垣が全く用いられていない代わりにこうした堀や土塁が深く、くっきりと刻まれるのです。全体にスケールが大きく、壮大なプランに基づいているのが分かります。

⑥2011年11月城の会研修関東の旅(菅谷館跡1) (3)主郭内部の平坦地の整備状況
比企城館群は他に武蔵松山城、杉山城、小倉城が含まれます。すべてを見て回るのは時間的にも限界がありますので、絞りに絞って、比高差の少ない杉山城を見学することにしました。<この項続く>
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