飛騨市神岡町江馬氏下館跡の踏査

江馬館跡遠望江馬氏下館跡遠望(北から)
平成21年(2009)9月郡上市大和町篠脇城跡の踏査を終えて、次の目的地の江馬氏下館跡と高原諏訪城の踏査を実行するために、宿泊先の飛騨市古川町へ向かいました。

江馬氏は室町~戦国時代に北飛騨を支配した武将で鎌倉幕府執権の北条氏の一族の流れをくむとも言われていますが、詳しくは不明です。篠脇城の東氏と同じように、14世紀頃には北飛騨の神岡一帯を領地とし土着化しました。戦国時代になって飛騨の覇権をめぐり姉小路氏、三ツ木氏らと争い天正10年(1582)に南飛騨を治めていた姉小路氏に敗れ、逃走したと言います。

古川町のJR駅前にあるスぺランツァホテルに泊まりました。例によって、駅前ビジネスホテル。ナビでもすぐに見つかって、分かりやすいのでやはり駅前ビジネスホテルは便利ですね。
しかしながら、篠脇城の踏査で疲れていたものですから、ステーキでも食べて精力をつけなければ…、飛騨牛のフルコースを注文しました。ちょっと贅沢でしたが、でも食べてみたところではとても美味しくて、その日は満足してすぐに眠りにつくことが出来ました。

江馬館跡大手門と堀江馬館跡大手門(西南隅から)
翌日もあいにく、秋雨前線の影響で朝からどんよりと曇り空。朝のうちに江馬館跡を見ておこうと整備状況を見学しました。
遺跡の脇に車を停めて、まだ、誰も見学客のいない遺跡をゆっくりと見て回りました。
主殿や門跡、堀跡などが復元されていましたが、全体的にはまだ完成間近かの状態のようで、周辺の園路や芝張りがまだ工事進行中の状態でした。

江馬館跡大手門江馬館跡大手門(西から)
遺跡の中止になっている主殿の復元は素晴らしく、近くで見ると建物の存在感は圧倒されるほどで、柱材のヒノキの香りが残っていて気持ちよかった。


ボランテイアの案内人さんが丁寧に説明してくれて、朝早く出てきたかいがあったというものです。
庭園の作りは一乗谷などの手法をかなり取り入れているようで、さして珍しいものには感じませんでしたが、庭をとりまく築地塀が少し気にかかりました。あまりに低すぎる…。

これは遠くの町の景観を意識して見通せるように高さをコントロールした、とのこと。きっと文化庁の入れ知恵かな…?
江馬館跡の見学の後はいよいよ江馬氏の詰城である高原諏訪城の踏査です。
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