鯖江市三峰城跡の踏査(2)

3旧三峰村案内板2旧三峰村入口の説明板(2)
平成22年(2010)は都合3回、三峰城跡へ登城しました。
そのうち、3回目は地区公民館の講座の皆さんといっしょに見学会で登ることになり、城跡のすぐ近くまで車で乗り付け、そこから尾根道伝いに城跡へ向かうことにしました。

4三峰墓地整備状況正面の高台には三峰村が寺院だったころの墓地跡が残っています。(柵の奥に石塔が見えます)
三峰城は南北朝時代に登場する山城で、府中を拠点として越前に大きな勢力をもっていた北朝方の斯波高経さんを攻めるため、南朝方の新田義貞さんの勢力が、延元2年(1337)に府中を攻め落とした時の戦いでは、この三峰城に伊自良次郎左衛門や平泉寺の衆徒らとともに脇屋義助が、大将としてこの三峰城に立て籠もって北朝方と戦いました。

8三峰城本丸から福井平野を望む三峰城本丸跡から福井平野を望む(手前には階段状に曲輪が並ぶ)
その後は三峰城はどういう扱われ方をしたのかは分かりませんが、朝倉氏の時代には城守が置かれて、維持管理されていたものと思われ、戸ノ口坂あるいは榎木坂からの大手道へのアクセスに備えた防禦線を維持するために、この三峰城は重要な要の城として機能していたのではないでしょうか?

6三峰城縄張図地元が発行している三峰城跡パンフレットの縄張図
三峰城の遺存度は大変良好で、築城から700年も経っているのに大きな自然崩落や崩れがなく、完全な状態で保存されてきました。これはとても珍しいことで、恐らくは地元の皆さんの努力のたまものと思われます。感謝。

今後ともぜひぜひ、三峰城を歴史の教材として活用していくためにも、大事に保存管理していきたいものですね。
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COMMENT 2

怜の父  2016, 10. 11 [Tue] 22:44

本当に保存状態がいいですよね。
林道も舗装された所が増え登りやすくなってますが、訪れる人が少ないってのもあるんでしょうね。
地元のおじいさんが言うには、子供の頃には海に浮かぶ船が見えたとの事ですが、不思議です。海は見えないが、一乗谷の上城戸を目指す侵入者は丸見えですね。
狼煙リレーも行われるみたいですが、戸口の隣の磯部・落井町にあるカカル丸城という狼煙場的山城もあって、面白い地域ですね。
山城があるという事自体、地元の若い衆は知らない人も多く、これからのメンテナンスが心配です。

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城歩きマン  2016, 10. 12 [Wed] 06:38

No title

怜の父さん、いつもコメントありがとうございます。

狼煙リレーが今月の終わりごろにまた行われるようですね。
10月の城の会の山城見学会といつも日程が重なって、今年は10月の見学会が9月になったのですが…。

狼煙リレーは福井でもたくさんの自治体が参加しているように聞いています。三峰城も入っていましたね。
これからもこういったイベントが増えるといいですね。

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