新潟県下越地方の城館めぐり(6)

2016年10月17日下越城館めぐり 046現地村上城跡説明板より
平成28年10月17日(月)曇り空でしたが、大葉沢城のあと村上城に登城しました。

城下北西麓の七曲り坂を登って四ツ御門跡から見学開始。北端は三ノ丸跡、通称宇佐美丸とも言うそうです。工事の看板が立てられていて、細長い敷物が二列になって敷かれていました。何かなと思っていたら、トロッコのような荷台を通す工事用の道路敷きだそうです。通りすがりの人に詳しく聞くと石垣の修理工事で材料を下から引き上げるのに使っているそうです。
この三ノ丸から、奥に続く二ノ丸に向かって長くつながって延びていました。

2016年10月17日下越城館めぐり(村上城跡) (12)本丸虎口に向かう城道
二ノ丸の入口は鐘御門跡で、明確な食い違いの枡形虎口です。両脇に石垣の多門櫓台が見えます。
二ノ丸跡も山頂部の地形に沿って細長いプランになっていて、崖面ギリギリに石垣が積まれています。石垣はほとんどが切石積みで、きれいな布積み技法です。ただ、本丸入口や天守台のまわりの石垣は部分的に野面積みが残っているようです。
二ノ丸のさらに奥側が天守台のある本丸ですが、手前が出櫓多門跡になっていて、高石垣の偉容が眼前に迫ってきます。この情景は奈良の高取城に通じるものがありますね。

2016年10月17日下越城館めぐり(村上城跡) (13)本丸虎口(内枡形門)
出櫓多門跡の下、並び門跡を過ぎるといよいよ本丸です。左側に廻り込んで内枡形虎口の入口があり、階段で上へせり上がるようになっています。入り口わきには小さな鳥居があって、その奥が天守台です。ここからの眺望は一番で、村上市街がほぼ全方位で見渡せます。

2016年10月17日下越城館めぐり(村上城跡) (17)村上城跡本丸(南側、天守台より)
村上城の意義はこの遺構だけにとどまらず、南側斜面一帯に遺存する中世段階の諸遺構が混然一体として残されていることにあります。

2016年10月17日下越城館めぐり(村上城跡) (15)本丸より見た村上市街
本丸の南、埋み門跡と言われる門跡からジグザグの道を下りていくと本庄繁長のころだと思われる城郭遺構が何ヶ所にもわたって確認されています。
何とかこの目で見ておこうと思いましたが、途中、笹や藪に隠れてあまり見通せませんでした。

2016年10月17日下越城館めぐり(村上城跡) (20)中世段階坂中門跡から四ツ御門跡に合流
また村上城は11ヶ所に及ぶ竪堀も注目すべき遺構と思われます。七曲りのところではようよう確認できましたが、鐘御門跡あたりから裾まで長く掘り込まれたもので、真っすぐ、鋭く掘り込まれていました。
宿へ入る時間も迫っており、すべてにわたって遺構を確認することは出来ませんでしたが、中世遺構散策道路は歩ききってもとの四ツ御門跡まで戻ってきました。
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