池田町梅田氏庭園他の踏査

池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (4)梅田氏庭園の堀と塀
平成28年11月13日(日)福井県池田町梅田氏庭園とその周辺の遺跡を踏査しました。

池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (5)梅田氏庭園の滝組
梅田氏庭園は池田町谷口の梅田氏の邸宅にある庭園で、昭和52年に国の名勝に指定されました。この時期、紅葉シーズンでもあり、庭園の一般公開が行われていました。

梅田氏の邸宅は谷口集落の中ほど、上屋敷の地名が残る一帯にある庭園で、道の前面には石垣積みの土塁と用水を兼ねた堀があり、かつては屋敷の廻りをとりまいていた様子が想像されます。

池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (6)伊自良氏館の旧赤心資料館(いまは地区のママさんたちの施設として使用されている)
築庭の時期はよく分からないようですが、庭石組の一部には格調高い室町時代末の様式が見られると言います。
庭は屋敷の東側にある本庭と、南側の滝組のある庭、屋敷の西側に面した三尊石組をもつ庭との三つから成っていて、規模の大きな庭で構成されています。

今回は、この庭園の背後の丘陵一帯を踏査し、庭園に付設して(通常は逆の関係ですが)居館跡等の遺構がないかどうかを確認する踏査を実施することとなり、当日、午前中から地主さんに道案内していただきながら、なだらかに東に続く丘陵を歩いてみました。

池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (7)一面ススキ野原になっている伊自良館跡
なるほど、地主さんも指摘されるように背後のなだらかな尾根線上にはいくつかの段カットがあり、比高差約100mのところまで登ってみましたが、特に庭園の直ぐ上あたりに平坦地が集中していて、屋敷群がかつてはこの回りに並んでいたのかな、と思わせる地形になっていました。

池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (8)樺八幡神社古拝殿
まだ1回目ですので、あと何回か歩いてみて判断したいとは思いますが、県内にはこうした庭園に付随した居館跡の遺跡が、まだまだ埋もれているような感慨を持たせる調査行でした。

池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (2)持越城跡の説明板
池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (3)持越城跡(亀山城跡)遠望(矢印)
池田町梅田氏庭園他の踏査2016年11月13日 (1)小宇坂城跡遠望(南側より)
帰りの足で同じ池田町にある持越城跡、地元では「亀山城跡」と呼んでいるようですが、その城跡の周辺地形を確認したり、旧美山町味見の伊自良氏館跡や樺八幡神社跡、朝谷島と小宇坂にまたがる小宇坂城跡を遠望しながら足羽川を下って福井市街地へ戻りました。
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COMMENT 2

怜の父  2016, 11. 14 [Mon] 23:22

私も同じ13日に池田町の山の中にいました。岐阜との県境でしたが‥‥
梅田氏庭園は去年の秋に訪れたのですが、誰もいなくて入れませんでした。今でも個人所有の庭なんでしょうか?
鯖江の河和田地区にある別司町に、朝倉氏の家臣の沢田氏の小さな庭園を持ち主の方に案内された事があったのですが、当時全く興味がなく、サッと流してしまった事を今になって後悔してます(^^;
伊自良氏の詰の城の調査でしょうか?
もしよければ参加させてください。
熊対策の犬も参加させます。

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城歩きマン  2016, 11. 15 [Tue] 07:32

No title

怜の父さん、コメントありがとうございます。

池田町の梅田氏庭園は地主さんからの依頼もあって、近々もう一回背後の尾根線を歩く予定です。

他の持越城(亀山城)跡や美山町の伊自良氏関係の遺跡は、自由に見学できますので、ご案内します。
最近はクマの心配があって、いつもビクビクしながらの山歩きです(笑)。

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