福井市文化財保護センター「H23発掘速報展」見学記


福井市文化財保護センター「平成23年度速報展」パンフより
2月25日(土)から、福井市文化財保護センター(福井市渕4丁目)で発掘速報展が始まりました。わが郷土の石盛遺跡が展示されるというので、さっそく行ってきました。
福井市文化財保護センターは、2,3年前までは町屋町の車両センターの一角にありました。今は至民中学校の跡地に移り、面積もだいぶん広くなって展示にゆとりがでて見やすくなりました。
展示は石盛遺跡以外にも仁愛高校の敷地を掘った成果や、寄安遺跡の発掘、その他これまで掘った遺跡のうち保存処理に出していて展示できなかった遺物も、きちんと処理が終わってきれいになった様子が展示されていました。
さて、石盛遺跡ですがこの遺跡は、石盛町の石丸城とは直接には関係なくて、石丸城から300mほど西に離れた場所にあります。昨年10月から発掘が始まって、いまも調査は続いています。ここでは古墳時代から平安時代にかけての遺構が見つかっており、出土した遺物には風字硯や円面硯など役所に関係したものがあって、地方の官衙跡ではないかと推測されています。
一緒に展示されている寄安遺跡は石盛遺跡から東に行ったところにあり、同じ森田地区に属しています。ここでは弥生時代から古墳時代、そして鎌倉時代の集落跡や、掘立柱建物跡などもみつかっています。森田地区は石盛町を軸にして、東西に長く広がって延びる範囲に古代以来、集落や町場が発展していた土地柄ではないかということがいよいよはっきりしてきました。この点については、いずれ機会を改めてもう一回触れることにします。
今回の展示会はそういう意味で、大変興味深く拝見いたしました。
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