福井県から藤森栄一賞!

2月27日(月)の福井新聞に福井市文化財保護センター職員が藤森栄一賞を取ったという記事が載っていました。大学などの研究機関に属さず、在野で考古学の研究に携わり、顕著な業績を残した人、または団体に贈られる。福井県では長年、在野にあって文化・芸術に優れた仕事を成し遂げた人や団体に贈られる「野の花文化賞」というのがあるが、これの考古学版といったところでしょうか。しかも、この藤森賞は全国規模である、ということ。大変名誉な賞で、考古学界では誰も知らない人はいない、と思います。
過去には鳥浜貝塚の研究で有名な、森川昌和さんがこの賞をとっています。
今回、賞を取った人は、筆者の古くからの友人で、ひととなりをよく知っています。それだけに我が事のようにうれしいものです。清水町にある小羽山古墳群の調査・研究に関わり、四隅突出型墳墓の検出など弥生時代から古墳時代にかけての墓制の研究に大きな功績がありました。
福井には、いわゆる大学や研究機関に属さない民間で、熱心に踏査や、遺物の収集に没頭している人たちがいました。筆者も何人かを知っていますが、多くはそれのみでは家計が成り立たず、本業のほうにシフトしていって埋もれてしまう場合がほとんどです。支援する人が周りにいてもいなくても、民間での活動はそうした限界性が常に付きまとっています。今回の受賞者は、幸運にも行政の調査機関に就職できて、調査・研究の基盤があったとはいえ、不断の研究態度が功を奏したと思います。本当におめでとうございます。
スポンサーサイト

COMMENT 0